息子の趣味は渋く、NHK歌謡コンサートが大好きです。
毎週火曜日、録画予約をしておいてそれを何度も見ています。
昨夜もその番組を見ながら
愛用のマイクを持って、こぶしをつけて歌っていました。

これです。5年ほど前から使っています。
この歌謡コンサートでは、歌詞が画面の下に出てくるので
それを見ながら歌うのです。
独学(笑)で漢字をたくさん覚えている息子ですが
演歌は読み方がちょっと違うときがありますよね。
昨日、どんな歌だったか忘れましたが
「・・・夫婦
なんちゃらかんちゃら♪」
というのを息子が
「ふうふ」と読んでいたので
私「めおと よ。 め お と」
と教えると、理解できないようだったので
私「結婚している人たちのことよ。お父さんとお母さんのことだね。」
と言うと、息子
「えっ?
僕がお父さんと結婚するよ!10月17日にするよ。」
日取りまで決まってます(笑)
息子はお父さんが大好きなのです。
あんまりおもしろいので、後で夫に教えました。
すると夫
「ごめん、お父さんは、もうお母さんと結婚しとるんよ。」
そうしたら息子、

ショックを隠せない様子。
かわいそうになったので、私が助け船を出しました。
「じゃぁ、お母さんはだれと結婚しようか?」
息子にっこり笑って
「お母さんは てけてけ君としてね!」
「てけてけ君」って、誰? 何?
聞くと息子、人差し指を出し
「あのね、1本が
いっぽん君。2本が
てけてけ君よ。」
と、人差し指と中指で「てけてけ」歩くそぶりをしてくれました。
つまり
てけてけ君とは、
お父さんと遊ぶときによく登場する、架空のキャラだったのですが
息子、とても上手に説明ができるようになりました。
一般的にダウン症の子どもは、ことばの習得が遅く
発語も不明瞭な事が多いと言われます。
例にもれず、息子もそうです。
言っていることがなかなかわからなくて
何度も聞き返すと
「もう、いい!」と、悲しそうな顔をします。
けれど、そこであきらめさせるのは成長を止めるのと同じ事。
「お母さん、聞きたいよ。教えて。ゆっくり もう1度お願い!」
このときは、こちらもゆっくりと
声は少し大きめ、でも顔は最高に笑顔で。
これで、だいたい聞き取り成功です。
息子もにっこり、笑顔を取り戻します。
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- 2015-01-21
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