主婦は何かと忙しい。
そうじ、洗濯、食事の用意、片づけ・・
だらだらと、次から次へと用事が舞い込んできます。
学校がある日はまだしも、
子供達が家にいるときはなおさら忙しさが増してきます。
そんな冬休みのある日のこと。
息子が
「お母さん、今日なにして遊ぶ?」
と、聞いてきました。
それで私が
「そうねぇ、何しようか? カルタしよっか?」
と、なにげなく答えていたのですが・・
その日もまた、ばたばたと用事が続き
息子と遊べないまま、
「さぁ、晩ご飯の準備をしようかな~」
と、つぶやいたら
息子がさっとトイレに入って出てこなくなりました。
普段は、声掛けをしなければ
自分からはトイレに行こうとしない息子。
あれ? おかしいぞ!
と、トイレに行って呼んでみても返事がない。
また、耳の聞こえが悪くなったのかな?
と思ったけれど、そうでもなさそう。
なんとか扉を開けてもらって
中にいる息子を見てみると、
赤い目をして、涙がひとつぶ。
そして、顔をかくして
「タオル持ってきて!」
と、叫ぶではありませんか。
「どうしたの?」と聞いても
「何でもない!」と答えるだけ。
そこでふと、まだ息子と遊ぶ約束を果たしていなかったことを思い出しました。
さっき私が「さぁ、晩ご飯の準備をしようかな~」と言ったことで
もう遊べないんだと息子なりに察して、悲しくなったのでしょう。
娘はちょっとしたことでも、すぐに泣いていましたが、
息子はなぜか、
辛いとき、悲しいとき、必ず涙をこらえています。
(注射とか、痛い時は泣いてますけどね。)
怒ることができないのです。
「男は涙は見せないぜ!」
って、
息子がそう思っているのかどうかは定かではありませんが・・・
トイレに座って、タオルに顔をうずめてむせび泣くなんて
絵的にも、つらすぎますよね。
母は息子が不憫になり、晩ご飯なんて手抜きでいいさと腹を決めました。
そして
「じゃあ、今からカルタしようか?」
と言うと、とたんに息子元気になり
「は~い! じゃぁ準備しま~す!」
と、カルタの札を並べ始めました。
そのあと、ブロックしたり本読んだりして
息子は上機嫌になりましたとさ。
とても反省した母でした。
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- 2015-01-10
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