

「わらしべ長者」とは、
むか~しむかし貧乏な若者が、1本の藁を元手に物々交換している内にお金持ち(長者どん)になりましたとさ。
という、有名なおとぎ話ですね。
では、「もらいもらいすれば、やりやりしなさい」とは・・・
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これは、私の母が生前よく口にしていた言葉です。
宗教とか、古き言い伝えとか、そんなこととは関係ないと思います。
昭和の初め頃生まれで、戦後の厳しい時代を生き抜いた人です。
「人に何かをしてもらったら、そのままではいけません。なにかお返しをしてあげなさいよ。」
という、近所つきあいを円滑にする生活の知恵だったんでしょう。
我が家は3年前、今の家に引越をしてきました。
その時の様子は「引越物語シリーズ、その1からその5」の中で書いています。
↓こちらは、そのなかの1つ。
引越物語、その4 ~大変だ、ブルーシートがぼろぼろよ~このとき、もちろん近所には知り合いなど誰もいませんでした。
ある日、家の外から声が聞こえてきました。
「奥さ~ん! ○○いらんかな~?」
何だろうと思って出てみると、おばあさんが手招きしていました。
このおばあさん、道を隔てた裏に住んでいる人で畑でとれたお野菜を上げるというのです。
ご主人の遺した畑で野菜を作っているけど、「一人暮らしなので食べきれないから。」とのことでした。
それから、時々いろいろなものを下さるようになりました。
↓「隼人瓜」をもらった話はこちら。
隼人瓜と豚肉の炒めもの最近もらったのは、ほりたてのじゃがいも・豆・塩パン・・・
けれど我が家には、おばあさんが喜んでくれそうなものはありません。
わざわざ、「買って」あげることはしていません。
ちょうどその頃、田舎から姉が果物を送ってくれました。

姉にはいつも、もらいっぱなしです

こちらでは野菜はおいしいのですが、柑橘類はすっぱいことが多いんです。
だから喜んでもらえると思って、お裾分けすることにしました。

すると裏のばあちゃん、たいそう喜んで又せっせといろんなものを下さいます。
今日は、手作りコロッケの差し入れがありました。
「もらいもらい、やりやり」の呪文、どうですか?
「長者どん」には、まだまだなれそうもありませんが、近所つきあいは円滑を保てているようです。
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- 2015-05-19
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