羽仁もと子さんと村川協子さんの本
婦人之友社の「羽仁もと子著作集 第九巻 家事家計編」を読みました。
(写真右の菊の模様のほうです、図書館で借りました。)
これはまるでカルチャーショックです。
この本を読んで、私の家計管理の仕方は(いえ、それ以前の問題も)まるでなってなかったんだと気付かされ、、家計簿を最初からやり直そうと考えたのです。

それで、今まで好評(笑)だった「1週間の食費、集計結果」が中断している大きなわけなんですが・・


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私は、村川協子さんの著書「簡素な暮らしの家事手帖 ~老いを心豊かに生きる知恵~」を素に自作家計簿を作りました。
↓この話はこちら。
自作家計簿(簡素な暮らしは健全な家計管理から)

村川さんは「全国友の会」に入会しており、家計管理その他もろもろの原点はこの会にありました。

そしてこの「全国友の会」を創ったのが、先ほどの羽仁もと子さんなんです。
羽仁さんは、日本初の女性新聞記者で「婦人之友」を創刊、また「自由学園」も創立した人です。

羽仁もと子著作集 第九巻 家事家計編」は、初版発行が昭和2年と古いのですが、基本は何も変わっていません。

例えば、

なぜなら、今日の百円の月給取りに娘を結婚させるとします。働く方面にもよりますが、東京でいえば帝大をよい成績で出た人でも、最初から百円とるということはまれなのですから、それは学士で二、三年もちゃんとしたところに勉めていた人ということになります。
羽仁もと子著作集 第九巻 家事家計編 第一章の二 「一家の財力と労力の基礎」より引用



昭和の初め頃は、大卒のエリートさんが入社後3年くらいたった給料が100円だったんですね。

それが現在では、大学卒の男性の初任給が、201.800円(厚生労働省ホームページ・平成24年賃金構造基本統計調査結果より)

なんと、およそ2000倍

「費目分けの予算」も細かく載っているのですが、おもしろいことに本が発行されてから90年近くたった今とあまり変わりがないのです。

この2000倍で換算すると、羽仁さんの考える月の費目ごとの予算は、

住居費 60000円
食費   64000円
という具合です。

ただこの住居費には電気代も入っていたり、食費の内、米代が15000円だったり、私が今までやってきた振り分けとだいぶん違っています。
もちろん他にもいろいろ細かく予算の振り分けがされていますが、よく見かける婦人向けの節約本で「食費 月3万円」なんていうよりは、実際の生活に即しているかもしれませんね。

(しかも当時家計簿というものはなく、羽仁さんが考案して現在一般的に使われるようになったのだそうです。)

今までいろいろな家計簿に手を出しては、長続きしなかったし結局家計管理もできていなかった私ですが羽仁さんの家計簿で1からやりなおそうと考えました。

早速5月からやり直そうと思い、家計簿ソフトの無料試用版をダウンロードしたのですが、この費目分けでちょっと足踏み状態になっています。

それで、今度は「予算生活の家計簿」という予算管理もできるものを注文しているんです。
もう、そろそろ届く頃。

家計簿がうまく起動し始めたら、また報告しますね。

↓私がダウンロードした、3ヶ月無料お試し版はこちらです。
「生活家計簿3.0試用版」(無料)


羽仁もと子著作集 第九巻 家事家計編」は、アマゾンでは現在取り扱いがないようでした。
婦人之友社から直接購入可能です。
→婦人之友社ホームページ
あるいは、ぜひ図書館で探してみて!


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