
うららかな桃の節句も終わり、このまま春が来るのかと思いきや、冬に逆戻りしたような今日このごろ。
我が家では息子にせがまれて、お雛様をを出しました。
といっても、居間のスペースの関係で飾ったのは、3段飾りのうちの1番上のお内裏様とお雛様だけ(親王飾り)。
なぜ、今頃?
と思われるかもしれませんが、こちらでは旧暦で雛祭りをするので3月から4月3日まで雛飾りをしておくのです。
さて、飾るにしろ片づけるにしろ、気力とスペースを要する「ひな人形」。
処分するとなれば、もっと大変!
断捨離したいんだけど・・・さあ、どうしましょ。
そもそも「雛祭り」って何?
ひな祭りの歴史は古く、その起源は平安時代中期(約1000年前)にまでさかのぼります。
その頃の人々は、三月の初めの巳の日に、上巳(じょうし、じょうみ)の節句といって、無病息災を願う祓いの行事をしていました。陰陽師(おんみょうじ・占い師のこと)を呼んで天地の神に祈り、季節の食物を供え、また人形(ひとがた)に自分の災厄を托して海や川に流すのです。
中略
江戸初期の寛永6年(1629)、京都御所で盛大なひな祭りが催されました。この頃から、幕府の大奥でもひな祭りを行うようになり、やがてこの習慣は上流から町民へ、大都市から地方へと大きく広がっていったのです。
そして江戸中期には、女性たちばかりでなく、女の赤ちゃん誕生を祝う初節句の風習も生まれて、ひな祭りはますます盛んとなりました。
日本人形協会『人形辞典』ひなまつりの歴史より引用
その後ひな祭りは、ますます人形もお道具も贅沢なものが作られるようになり、幕府はひな人形の華美を禁じるお触れを再三出しているそうです。
華美といえば・・・
愛媛県の真穴という地区には「座敷雛」というものすごい伝統行事が残っています。私は1度だけテレビで見たことがあるのですが、趣向を凝らして作るジオラマの世界は芸術を通り越しています。
↓詳しくはこちら(一見の価値ありですよ)
真穴(まあな)地区公民館ブログ
当事者は大変でしょうが、見る側としてはぜひ残していってほしいですね。
けれど、現代では住宅事情からどんどんコンパクトになっているようです。
我が家のひな人形は、娘が生まれた時に母に買ってもらったものです。
「面倒くさいし、あまり飾らないだろうな。」と思い、場所をとる5段とか7段のは買いたくありませんでした。
でも、とかく昔の人は大きな立派なものを好むようで、文句を言われながら3段のを選びました。
お店の人に「1番上の段だけにして「親王飾りとして」飾れますよ。」の言葉に、「よし、これにしよう!」と考えたのです。
結局、最初の年に飾ってそのまま(確か)1年くらい出しっぱなし。
その後、数年は倉庫にしまいっぱなし。
あと1回くらい飾って、今回のとで3回くらいしか飾ってあげてないですね。
そんな家庭も多いんじゃないでしょうか?
(え?私だけ?)
ただ、ひな人形は娘のものなので親が勝手に捨てるわけにはいきませんね。
これも写真の断捨離と同じように、娘の判断に委ねるしかありません。
もしも処分するとしても、人形だけに「ゴミ」はかわいそうな気がします。
これも処分がむずかしい理由のひとつなんですが・・
どうしても、家には置けなくなった、処分したい。
そんな時には、必要としているところにあげれるといいですね。
老人施設とか保育所とか、飾ってくれるかもしれません。
他には、
セカンドライフというリサイクル会社では「ユニセフを通じて、世界の子供達にワクチンを寄付しています。」というところもありました。
(費用がかかります。)
私はまだ利用したことはありませんが。
あと、ユニークなところで、
「2016かつうらビッグひな祭り」
平成28年2月26日(金)~3月6日(日)開催というのも見つけました。
場所は千葉県勝浦市。
市内各所に約30,000体のひな人形が飾られ、街はひな祭り一色!
市内浜勝浦の遠見岬(とみさき)神社の60段の石段一面におよそ1,500体の人形が飾られ、夕暮れ時からライトアップされます。
だそうです。
今年のひな祭りはもう終わっていましたが、来年用のひな人形の募集受付が平成28年4月1日から始まるようです。
勝浦市公式ホームページ
かつうらビッグひな祭り
「平成27年度かつうらビッグひな祭り」用ひな人形募集についてこちらも費用がかかりますが、展示できないものは供養もしてもらえるようです。
近くで見に行ける方なら、こちらに送って自分のひな人形を探しに行くのも面白いかもしれません。
(はたして見つけられるかどうかは、???ですけどね。)
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- 2016-03-10
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